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結木について

大阪府泉大津市出身。34歳、想いを綴るシンガー結木 裕です。

すごく個人的でドメスティックな話ですが、私は自分自身が嫌いです。

いきなりなんや?と思ったでしょ?(笑)

いや、正確に言うと嫌い「でした」。

夢も仕事も中途半端。過去の一瞬の輝きにすがり、あの頃は良かったと連呼する毎日。そのくせ思い通りにならないと喚き散らし、周りにも迷惑をかけ続ける。そんなことを繰り返しつつ、そんな自分がどんどん大嫌いになる毎日でした。僕なんかが生きてたらダメなんじゃないか、と思い、この世界から逃げたい。いつしか真剣にそう考えるようになりました。

 そんな自信も魅力の欠片も無い僕は30歳を過ぎた時、大事な人を亡くしました。僕と同年齢ではありましたが、僕にとっては憧れでもあり輝かしくていつも指標となるべく存在でした。そんな彼が僕の悩みなんかより全くもって大きく重たく社会的責任もある重圧に押し潰され、悩んだ末、命を絶ちました。僕は彼を救えなかった事、それ以前に支えにすらなってあげれなかった自分を悔やみました。同時にこんな小さな井の中のような小さな世界で、こんな自分だけしか見えていないようなちっぽけなことで悩み、ウジウジして、しかも生き続けている。そんな自分が本当に恥ずかしく思えてきました。そして同時に生きる事について初めて深く向き合いました。

 そしてただただ「一生、一生懸命に生きていたい」そう思いました。何事もただただ一生懸命にやり遂げる。失敗であれ結果的に間違いであれ、一生懸命考え、行動し、形にしていく。それを愚直に出来れば、こんな素晴らし人生は無いんじゃないでしょうか。

 そして今思うことは、ご自身では気づかずとも、これが当たり前と思っていようとも、日々を一生懸命過ごされている皆さんがいる。そんな皆さんと繋がっていきたい。互いを励まし励まされ、助け助けられ、そうやって生きていきたい。そう思うんです。その術として、私は彼と僕の過去の夢でもあった音楽を選びました。そしてその僕の今を一生懸命生きる姿こそ、彼が最期に与えてくれた物だから。そうやって僕が生きている以上、彼は僕の中で確実に生き続けてる。しっかりそう感じるんです。

別に悲しい話ではありません。もちろん美談でもありません。恐ろしく現実で生々とした話です。ただ、思うことは、人が一人死にました。それによって人が動いたんです。プラスへと。

今度はその力をより多くの人との明日へ向かう力と変えていきたいと思います。

どこまでできるかは解かりません。ただ本当に一生懸命!出来ることは全て!やっていくつもりです。

是非とも皆様の温かいご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。

明日も頑張っていきましょうね!(^-^)

結木 裕

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